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毛猛山 黒又川 中岩沢 中ノ沢

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毛猛山一帯の地形図を見ていると、自然と目尻は下がり口角は上がってくる。過密な等高線と蛇行した水線が記される地形図は、眺めるだけでも目眩がしてしまいそうだ。登山道はほぼ無く、黒又川ダムと鉄壁の藪の要塞に立ち塞がれた山塊は伏魔殿と呼んでも差し支えないだろう。そんな毛猛の中でもひときわ存在感を放っているのは黒又川中岩沢だ。アプローチが難しい立地環境に加え、核心部と思わしき場所は息が詰まりそうな閉塞感を醸し出している。地形図上に刻まれた苛烈な皺は、この目で実際に覗きに行かねばならない。中岩沢には西ノ沢、中ノ沢、東ノ沢とありどれも興味深いが、毛猛山にダイレクトに登り詰める中ノ沢に潜り込むことにしよう。

未丈ヶ岳 大鳥沢 滝ノ沢左俣

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毛猛連山は未丈ヶ岳を除いて登山道は無く、人の気配を感じない静かな山登りが堪能できる、非常に魅力的なエリアである。それゆえに毛猛での沢登りはアプローチに難がある場所が多いが、未丈ヶ岳は、泣沢からも奥只見ダムからも容易なアプローチができて、登山道利用も可能なので最も親しみやすい。未丈ヶ岳の沢における花形といえば赤柴沢だろう。東面の沢はというと、雪の侵食の影響を強く受けた沢が立ち並び、赤柴沢とは一味違う魅力を持つ。