いのちの息を吹き返した春の里山にフラリ出かけてみよう。雪解けで顔を出した草や花や新緑の木々の鑑賞、はたまた鳥や虫などの生き物の観察が楽しい。春は生き生きとした生命を強く感じられるよい季節だ。
下田山塊の地形図を眺めているときに、白根山の南東の方に俎岩と記載されており興味を抱いた。写真を確認すると俎岩はひときわキレイなスラブで、名前がつくのも頷ける美貌である。
俎岩へのアプローチはまず白根山の登山口から登山道を歩き山頂を目指す。この時期は道中に花がたくさん咲き華やかだ。三条の代田や残雪の粟ヶ岳や守門岳の姿が春山の演出に花を添えて、さらに気分を盛り上げてくれる。山頂から南の方へ藪尾根に入ると、隙間から俎岩が覗けるようになる。スラブは思ったより立派で美しい。白根越えまで歩き内白根沢を下降する。半端に雪渓の残る滝を何本か降りると、安定した雪渓伝いで俎岩の基部へまで容易に歩ける。下部はあまりスッキリしないが上部は一枚岩のキレイなスラブとなる。フリクションは良好で気負わずに登れるので、じっくり楽しみたい。スラブを登り切ると矢筈岳を始めとした川内の山々が望める。このまま尾根伝いに藪を漕いでも良いだろうが、co726手前の鞍部より灌木伝いで下降し、雪のあるルンゼに降り立ち内白根沢に戻り往路を戻った。
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守門岳
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粟ヶ岳
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俎岩
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内白根沢
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すぐ雪渓に埋まる
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俎岩基部
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下部は少しボコボコ
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上部はツルッとしたスラブ
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川内の山々
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スラブの頂点
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三条の代田 |
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